3-2.中古バイクの走行距離
走行距離については、エンジンの状況を推測する目安になります。しかし、はっきりしたエンジンの状況というのは、エンジンを実際に開けてみないと分からないのであくまで目安というレベルです。 お店に並ぶ中古バイクのほとんどは、実際にエンジンを開けてないバイクですので、バイクショップの人にもエンジンの明確な状況は分からないのですが、ショップの人は経験豊富なので、エンジン音や排気音、その他の総合的な情報からある程度の状況は推測できています(分からないと値段が付けれないですからね)。
基本的には「走行距離が少なければエンジンの程度が良い」ということになりますが、長い間、乗らずに放置してあったバイクの場合は「走行距離が少ないが程度が悪い」という状況になりますので、一概に走行距離だけでエンジンの程度を確定することは出来ませんが、走行距離が少ないバイクが程度が良いというケースが一般的です。ただし、実際の走行距離(実走行距離)とメーターの数値(メーター距離)とが合わないケースがあるので、その場合は注意が必要です。
実走行距離とメーター距離に違いが出るケースメーターを交換した場合あたりまえですが、カスタムや故障で、メーターを交換すると、実走行距離とメーター距離とが合わなくなります。
エンジンを載せ変えた場合こちらもあたりまえですが、エンジン自体が変わっていますので、走行距離でエンジンの状況は分かりません。メーターが1回転した場合 50ccのバイクの中には、メーターが千の位までしかないので1万キロになるとメーターが0に戻ってしまうケースがあります。
メーターを巻き戻した場合数年前から車検証に走行距離が記載されたり、デジタルメーターの登場により、件数はほとんど無いと思いますが、走行距離の改ざんしたバイクも存在します。かなり前の話ですが、バイクショップで鼻歌まじりにメーターを改ざんしている現場に出くわしたこともあります。メーターを改ざんしたバイクはほとんど無いと思いますが、中にはそういったバイクに出くわすこともありますので、走行距離だけではなく、バイクの見た目も含めた全体的な雰囲気も中古選びには大事になりますね。
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3-1.中古バイクの年式3-2.中古バイクの走行距離3-3.中古バイクの見た目(外装)3-4.中古バイクのエンジン3-5.中古バイクの足回り3-6.中古バイクの電装系3-7.中古バイクのマフラー3-8.気をつけたほうが良い箇所
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